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最近話題になることが多い食品表示。

このレポートでは、実際に当方がスーパーやコンビニで買った商品を元に、
そこから読み取れる食品表示の解説をしております。

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中国産冷凍ギョーザ

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    食品表示知ってるつもり!? 表示はココを見ろ!(2008/2/03)

   【バックナンバーはこちら】 http://shokuhin-hyoji.seesaa.net/

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■もくじ
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■ご挨拶
■中国産冷凍ギョーザによる中毒事件
■不検出リストと原料原産地
■編集後記
■ご案内

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■ご挨拶
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皆さん、こんにちは。
食品表示情報ネット神戸です。

皆さんは「食品表示」に関して興味がおありですか?
また、どの程度知識をお持ちでしょうか?

白い恋人、赤福、比内地鶏と来て、
船場吉兆へと至る最近の「表示偽装」の数々。

こう事件が多いと、否が応でも「表示」に目が行きますよね。

消費者から見るとこの食品表示というのは重要です。
それは、「一次情報」にして「唯一最大」の情報源であるからです。

しかしそれでも、消費者からするとわかりにくいところも多々あります。

「表示の根拠はどこにあるのか」
「消費者の素朴な疑問と現実との差」

・・・こんなところでしょうか?

当メルマガでは、少しでも「食品表示のルールを知りたい!」
という方のための情報発信を目指しております。

また「食」に関する話題も随時取り上げていきます。

ニュース報道からの話題展開が多いですが、
単なる「不正批判メルマガ」とならないよう留意したいと考えております。

今後とも末永いご購読よろしくお願い申し上げます!

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■中国産冷凍ギョーザによる中毒事件
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(産経新聞より)

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【中国産ギョーザで食中毒多発、重体も 殺虫剤成分を検出】→1月30日

中国産の冷凍ギョーザを食べた人が食中毒症状を訴えるケースが、
千葉県と兵庫県で相次いでいたことが30日、千葉、兵庫両県警などの調べで分かった。

重体となった人もいた。冷凍ギョーザは同じメーカーが製造したもので、鑑定の結果、
中から殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出された。

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今回はこのニュースを取り上げないわけにはいきません。
中国産冷凍ギョーザの農薬混入事件。

この事件に関しては、被害者に重篤患者が発生したこともあり、
連日大きく報道されています。

ただ、

【なぜ、常識ではありえない量の農薬が混入していたのか?】

この一番肝心な部分が不明な状況。

これでは中国産というだけで警戒され、
冷凍食品の買い控えが起こるのも仕方なし・・・

今回は農薬が問題となってますが、
農薬の使用・販売を規制するルールとしては、農薬取締法があります。


農薬取締法は、第一条で目的として、

>農薬について登録の制度を設け、販売及び使用の規制等を行なうことにより、
農薬の品質の適正化とその安全かつ適正な使用の確保を図り、
もつて農業生産の安定と国民の健康の保護に資するとともに、
国民の生活環境の保全に寄与することを目的とする。


こう謳っており、続く第二条で、

>製造者又は輸入者は、農薬について、農林水産大臣の登録を受けなければ、
これを製造し若しくは加工し、又は輸入してはならない。


以上のように規定し、
一部例外を除いて「登録」なしに製造・加工・輸入することを禁じています。

「販売(者)」の文字がないではないか、という指摘があるかも知れませんが、
法律上の「販売者」とは単に「売るだけ」という意味。

その場合には、第八条で、

>氏名及び住所
>販売所

以上の事項を都道府県知事へ届け出ることを義務としています。

従って、製造者又は輸入者が販売を兼ねる場合は、
第二条の中に「販売」という文字が含まれるという解釈できます。
(間違っていればご教示ください)

さて、問題の「メタミドホス」ですが。
農薬としては日本国内では使用されていません。

登録されていないから使われていないという意味で、
積極的に「禁止」されているわけではありません(リストの中に見あたらないので)。

従って、農薬取締法成立(昭和23年)以前は別にして、
この「メタミドホス」なるものは、

□かつては登録されていたが、その後失効
□今まで登録されたことがない

このどちらかということになります。
(それ以上の知識は当方にはありません)

また、この「メタミドホス」には食品における上限値が設定されており、
「食品、添加物等の規格基準」によると(一例・単位→ppm)

大豆  0.05
キャベツ  1.0
カリフラワー  1.0
ブロッコリー  1.0

    ・
    ・
    ・
    ・

といった具合です(この数値までならOK)
    
昨年の場合は、

台湾からの「うるち精米」
中国からの「にんじん」
フィリピンからの「オクラ」
中国からの「乾燥白きくらげ」
中国からの「そば」
ブラジルからの「小麦粉」

・・・から、基準値を超えるメタミドホスを検出したというデータがあります。
中国からのものだけではないことに注目。

ただ、これらは「農作物中」の残留農薬の上限値。
加工食品に関しては細菌検査が中心で、農薬までは手が回らないというのが実情のようです。

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■不検出リストと原料原産地
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但し、これには例外があります。
例外とは、「不検出リスト」の存在です。

当メルマガでも取り上げましたが(2007/10/01号)、
「中国産はちみつから抗生物質」というニュースを覚えておられますか?

クロラムフェニコール。
この時はこれが問題とされました。

なぜ問題となったのか。

それは、

■クロラムフェニコールが抗生物質であること
■クロラムフェニコールが【不検出リスト】に載っていること

以上が理由としてあげられます。

不検出というのは、「検出されてはいけない」という意味です。

逆に言うと、このリストにあるものは必ず検査の手が及ぶことになるわけで、
メタミドホスをこの中に入れてしまうという手がないわけではない。

(もっとも、今回の場合はごく限られた範囲からしか検出されていないわけで、
100%保証の限りではありませんが・・・)

今回は重篤患者が出ているだけに、今後の動きに注目。

あと問題なのは、
アセフェートという農薬の代謝物として生成されることがあるとの指摘があること。

アセフェートは水和物や粒剤などで農薬登録されていて、
非常に有用な農薬と言われます。

これが事実であれば(事実だと思いますが)、
メタミドホスが不検出リストに載ると、アセフェート自体に使用制限がかかる可能性はあります。

当方は農薬や化学畑の人間ではないので、そっちの業界のことはさっぱりですが。
代替物が存在するのかという点を含めて今後注目。


あと、原産地表示に関することを書いておきたいと思います。
一部報道にはありましたが、食品の「原産地表示」に関する考え方として、

□原産地(原産国)表示
□原料原産地(原料原産国)表示

以上の二つの考え方があります。

カンタンに言ってしまいますと、加工食品の場合、

□商品としてすでに完成したものを輸入→原産国表示
□原料のみを輸入して日本国内で加工・商品化した場合→原料原産地表示

ということになります。

従って、今回の原因商品の場合は前者であったために、
「中国産」であることが誰の目にも明らかだったわけです。

しかし、仮に今回原料のみを中国から輸入して日本国内で加工・商品化していたとしたら、
表示の上では「国産品」ですから中国という名前は出ません。

それは、原料原産地表示の対象となる範囲が限定されているからです。
加工食品品質表示基準を見ると、今回関係しそうなところとして、

□調味した食肉
□ゆで、又は蒸した食肉

といった分類があるのですが、その後に、

■加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く
■缶詰、瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く

こういう記述があります。

従って、冷凍食品やレトルト食品といったものの場合、
その表示の義務を逃れることが大いに考えられます。

従って、直接の原因商品以外に回収措置がとられている商品の中には、
この条件に該当するものがかなり含まれていると見るべきでしょう。

「中国で製造・加工した材料が使われていることは、表示の義務ないから消費者にはわかりっこない」

が、

「問題となった工場が関係しているから念の為に回収しておこう」

という話。

ただでさえ、日本という国は食料自給率低いですから。
表示では見えなくとも、「外国産」食品は溢れているのです。

もちろん「中国産」も。

残念ながら、表示からわかることはホンの一部とも言えるわけです・・・

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■編集後記
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神奈川県鎌倉市。
鶴岡八幡宮のすぐそばに、その店はあります。

豊島屋。
かの「鳩サブレー」で有名なお店です。

創業が明治27年。
もっとも、最初は瓦せんべいのお店だったそうです。

転機は明治30年。
初代が外国人からもらった「円形の大きなビスケット」。

その材料にバターが使われていると知るや、
初代はバターを探し回って手に入れ、試作品を開発。

それから10年程は売れなかったそうですが(!)、
「離乳期の幼児食に最適」との新聞記事を機に売れ出したとのこと。

もっとも、その初代(現在の社長は三代目)。

亡くなるまで「サブレー」を「三郎」の語呂に合わせて、
「鳩サブロー」と発音しておられたそうな・・・


▼豊島屋ホームページ▼

http://www.hato.co.jp/


ではまた次回。

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